一級土木技術検定実地試験に向けての対策ブログ

暑中コンクリート、寒中コンクリート、マスコンクリートの定義と施工時、養生時の留意点、対策

暑中コンクリート

定義

日平均気温25℃を超えるときに打設されるコンクリートのこと。

 

留意点

施工時
  • コンクリートの打込み温度は35℃以下とする
  • コンクリートの練混ぜ~打込み終了まで1.5時間以内とする
  • 打ち重ね時間間隔は2時間以内とする
  • 吸水のおそれのある型枠、地盤は散水して湿潤状態にする

 

養生時
  • 直射日光によるコンクリートの急激な温度上昇を防止し、湿潤に保つ
  • プラスティックひび割れを防止するために散水や合成樹脂エマルジョンによる膜養生を行う。
  • 養生終了後は、コンクリートが急激に乾燥しないような措置を講ずる

 

対策
  • 凝結が早まるため作業時間を確保するためにAE減水剤の遅延型を用いる
  • 暑いとスランプが出にくいため単位水量が過大となる恐れがあるため、適切な調整を行う。単位水量が過大となると圧縮強度が低下するおそれがある

 

 

寒中コンクリート

定義

日平均気温4℃以下のときに打設されるのコンクリートのこと。

 

留意点

設計時
  • 吸水率3%以下の骨材を使用する。
  • AEコンクリートとする。混合セメントは不可

 

施工時
  • 打込み温度は5~20℃の範囲とし、一般に10℃を標準とする
  • 材料は加熱して用いてもいいが、セメントは加熱不可 
養生時
  • -3℃以下では給熱養生して養生温度を5~20℃に保つ
  • 強度5N/mm2まで5℃以上を保ち、その後2日間は0℃以上を保つ

 

対策
  • 凍結融解の膨張・収縮に抵抗できるようにAEコンクリートとし、微細な空気泡を5%程度連行させる

 

マスコンクリート 

定義

コンクリート標準示方書

 『おおよその目安として、広がりのあるスラブについては厚さ80~100cm以上、下端が拘束された壁では厚さ50cm以上のコンクリート

 

JASS5

 『部材断面の最小寸法が大きく、かつセメントの水和熱による温度上昇で有害なひび割れが入るおそれがある部分のコンクリート

 

留意点

設計時
  • ひび割れ誘発目地をひび割れが発生しても構造上影響のない位置に設ける。
  • リフト高さ、継目位置・構造、打継時間間隔を検討・設定する。

 

施工時
  • 単位セメント量、単位水量をできるだけ少なくし、AE減水剤遅延型を用いる。
  • 保温性の良い木製の型枠を使用し、型枠の存置期間を通常より長くする。
  • 打込み温度はあらかじめ計画された温度を超えてはならない。
  • コンクリートの打込み温度は25℃以下とする。

 

養生時
  • 内部温度が上昇している期間は、表面部の温度が急激に低下することがないように養生を行う。
  • 内部温度が最高温度に達した後は、内部と表面部の温度差および内部の温度降下速度がおおきくならないような方法で養生する。
  • コンクリート部材内外の温度差が大きくならないよう、コンクリート温度をできるだけ緩やかに外気温に近づける。
  • パイプクーリングの通水温度が低すぎるとひび割れの発生を助長することがあるので、コンクリートと通水温度の差は20℃以下とする。
  • 型枠取外し後もコンクリート表面の急冷を避けるため、シート等によるコンクリート表面の保温を継続する。

 

その他(暑中コンクリートと寒中コンクリートの区分)

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